営業の仕事は、企業の売上や利益に直結し、社内からの評価が目に見えやすいため、時代が変わっても企業に必要な存在です。そのため企業の花形といわれる営業職は、どの企業でも人気の高い職種です。

営業職の基本は、会社の利益をあげること。自社の商品やサービスを販売したり、情報を提供するなどして契約を結ぶことが主な仕事です。
ただ売り込みをするだけでなく、顧客リサーチや企画書の作成なども営業が行います。

未経験から営業職に転職するには、仕事内容を把握した上で適性について考えることが大切です。

営業職への転職を考えているが、自分が営業職に向いているのか知りたいと考えている方は、営業職に向いている人・向いていない人それぞれの特徴を知っておくと良いでしょう。

本記事では営業職に向いている人、向いていない人の特徴について解説します。
ご自身の強みや弱みと比較して、転職活動の参考にしてみてください。

■営業職に向いている人

まずは営業職に向いている人の特徴から紹介します。
ご自身の性格や強みから、営業職に向いているか考えてみましょう。

〇人と話すことが好きな人〇

営業職は「人とコミュニケーションを取ること」が主な仕事。
様々な顧客と関わり、信頼関係を築く必要があります。
また社外だけではなく、社内のメンバーとも良好な関係を築いていくことがスムーズな営業活動に繋がります。

そのため色々な人とコミュニケーションを取ることのできる人は営業職に向いています。

営業職の経験がなくても、接客業の経験がありお客様と話すことが好きな人は十分なアピール材料になるはずです。

〇マメな人〇

営業職は相手との信頼関係を築くことが大切です。
顧客にこまめに連絡を取ったり、アフターフォローをしたりすることで信頼を得ることができます。

また、顧客の困っていることに気づいたり、普段から細やかな気配りができる人は適性があると言えるでしょう。

〇コツコツ努力できる人〇

営業職に簡単なコツはありません。
はじめはなかなか成約に結びつかず、挫けてしまうこともあるかもしれません。

コツコツと自分なりの営業方法を模索し、自分の営業スタイルを見つけることが重要です。
契約に結びつけるまでに長い時間がかかる場合もあり、どうしたら契約してもらえるかなどを試行錯誤する必要があります。
その相手によってアピール方法を変えたり、何度も訪問をしたりなど、目標に向かってコツコツと努力できる人は営業職に向いています。

〇お客様目線で考えられる人〇

いくら自社の商品やサービスが優れていても、顧客の課題をどのように解決できるかなどを
考え、アピールしていかなければ契約や購入に繋がりません。

常に顧客のことを考えて行動や提案をしていくことで、信頼感も高まります。
営業職は相手の目線に立って物事を考え、悩みに親身に寄り添っていくことが大切です。

相手が大企業であったりすると、制約までに時間がかかることもあるでしょう。
お客様の疑問や不安を先回りして考える事ができれば、適切な行動をとることができるでしょう。

常に相手のことを考え行動できる人は、営業職にとても必要なスキルが備わっています。

■営業職に向いていない人

それでは、営業職に向いていない人にはどのような特徴があるのか見てみましょう。
営業職への転職を考えている方は、ご自身の弱みや課題を見つめ直してみてください。

●目標設定ができない人●

営業の仕事には目標を設定し、それに向けて行動することが求められます。
それが訪問件数なのか、契約件数なのかは人それぞれですが、自分の評価やモチベーションを高めるためには重要です。

会社から決められた目標はもちろん、自分で目標を設定して遂行していかなければ、ただ営業活動をするだけになってしまい、仕事に楽しみを感じられないなんてことになりかねません。

●体力がない人●

新規の営業や打ち合わせなどで、一日中様々な場所を行き来し、時には電話をしたり、資料を送ったりとハードなスケジュールもしばしば。

常に外を歩いているわけではありませんが、オフィスワークよりはるかに体力を使うでしょう。打ち合わせも一日複数件が重なると、そこそこ体力を使うので、体力に自信がない人にとっては難しい業務かもしれません。

営業の経験がない場合は自分に体力があるか不安に感じる方が多いですが、学生時代や趣味で何かスポーツをやっていた人はそれが体力があるアピール材料になります。

●コミュニケーションが苦手な人●

営業では自社の紹介やサービス、商品の説明、顧客への提案などとにかく話をする時間が多いです。
業務的な話ではなく、適度な雑談を挟んだりするのも営業にとっては必要なスキルです。

そのため人前で話をするのが苦痛に感じるという人は、営業の業務は辛いと感じるかもしれません。

●フットワークが重い人●

営業は臨機応変な対応が求められることもしばしば。
急に打ち合わせをしたい、資料を送って欲しいなど、予定外のことも対応しなければなりません。
予定外のことも臨機応変に対応する力が求められます。

予定外の事態が起きたときに焦らず対応できないと、営業の仕事は難しいかもしれません。

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■終わりに

営業職に向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれご紹介しました。

営業の仕事は未経験でも十分チャレンジできる職種です。
そして他の職種に比べ顧客とのコミュニケーションが多いため、さまざまな業種の人と話すことができる、非常に面白く学びのある仕事です。
営業は向いていないかもしれないと感じた人でも、向いている人の特徴を自分に取り入れられるように改善のヒントにしてください。

営業職にこれからチャレンジしたい人は本記事をぜひ参考にしてみてください。