「せっかく仕事をするのだから、生き生きと活躍できる職場で働きたい!」そう思っているけれど、どんな仕事で自分が「活躍できる」のかは正直よくわからない…。
「やりたい仕事ができる!」「好きを仕事にしよう!」といったキャッチフレーズがたくさん出てくる会社が、自分にとっても同じように感じられるとは限りません。
自分が活躍できる職場や会社探しにお悩みの20代~30代の方へ、「自分が活躍できる職場探しのヒント」をご紹介します。
■「これまでの人生で自分が活躍した場を、自信をもって伝えられる人」
まずは、王道の探し方のご紹介です。
基本的に仕事経験のない、新卒の就職活動でも、「自己PR」を求められます。これは、「どんな場面で活躍する人なのか」ということを面接官が判断するために実施する質問でもあります。
・大勢のメンバーのなかで、意見の調整をするときに活躍する人
・新しい知識やデータをインプットするときに活躍する人
・多くの人が諦める局面でしぶとく粘ってほしいときに活躍する人
このように、「たびたびこのような活躍をしてきました」という場面をチェックし、自社の仕事をするうえで役に立つかという判断をします。
転職の場合はもちろん、これまでの仕事経験のなかで「こんな活躍をしました」というエピソードを伝えることが最優先です。さらに、それを上司やクライアントから高く評価されたという「第三者の視点」も伝えることができればより信用されます。
転職したい企業がこれまでと違う業種や職種でも、このように「応用できること」に焦点を当てることで「きっとこの仕事でも活躍してくれるだろう」と判断してもらえます。
これまでの人生で自分が活躍した場面をできるだけたくさんのパターンで言葉にして、「このようなタイプの人がたくさん活躍している会社はどんな会社が多いですか?」と周囲の人に相談してみたり、採用ホームページで「自分と似たタイプの先輩社員がたくさん紹介されているな」と感じる会社の共通点を考えてみましょう。
■「これまでの人生で、自分が活躍した場を思い出せない人・活躍と言えるか自信がない人」
「王道の方法」として、
「これまでの人生で自分が活躍した場を、自信をもって伝えられる人」について「まず自分の活躍を言葉で説明できる状態にしてから、共通点を探しましょう」とご紹介しました。
しかし、実際のところ日本人の多くは「謙虚な方」が多く、「甲子園に出場して4番打者だった」くらいのインパクトがないと活躍とは言えないのでは…と考える方が少なくありません。
自分が活躍した場面を思い出してみましょう、と促されても「これは活躍したと言えるかな?」「自分としては頑張ったつもりだけど、周りの人がどう思っているかはわからないな…」と自信を持てないケースがいちばん多いのです。
しかし、自分で「能力」と感じていなければ、PRすることは難しくなりますし、その力を発揮することにも消極的になってしまいます。
このタイプの方が「自分が活躍できる場所」を探したいときは、
「一日の仕事の流れがリアルに想像できる仕事」から検討してみましょう。
いきなり「今まで自分のしてきたことに自信を持つ」ようになれる人はいません。第三者、つまり上司や同僚、取引先やお客様などから「信頼される」「評価される」という経験を実際に積んでいくことが大切になります。
「この仕事はきちんとこなせると思う」という判断ができる仕事と、
「やってみないとわからないが何となく面白そう」という仕事では、
つい「面白そう」という仕事にチャレンジしたいと考えたくなります。
「未知の体験」には誰でも興味が湧きますが、「自分が活躍できるか」もまた、未知だということです。
挑戦する前に、「自信を持てる」よう成長するための一歩として、求められた仕事をきちんとこなし、周囲から評価される経験を積みましょう。
それはもちろん転職前、現在の仕事から積み重ねることができればベストですが、どうしても自分にとっては「向いていない仕事や合わない人間関係」が運悪く重なってしまった、というケースもあり得ます。
「やってみたい仕事」から、一歩進んで「引き受けられる仕事」を考えてみませんか?
自分が「引き受けられる仕事」がどのようなものか判断しにくいときは、
・両親や兄弟、親しい友人など、相手の能力やスキルをよく知っている人の仕事内容を詳しく聞いてみる
・学生時代のアルバイトや仕事経験のなかで、ほかの人よりも覚えがよかったり特別苦労しなくてもできとことに近い職種や業種について調べてみる
・キャリアコンサルタントに職業相談を依頼してみる
・求人情報を検索するときに、検索条件を「給与」や「勤務地」などの条件の実を設定し、職種や業種に制限をかけずにどんな仕事が多く求められているかチェックしてみる
など、「仕事についての知識」を増やすところからはじめましょう!
■「これまでの人生で、自分が活躍した場はなかったと言い切れる人」
どんなに謙虚な方でも、これまでのお話を丁寧に伺っていくと「自分なりにベストを尽くしました」という体験がいくつか出てくるものです。
「自分ではたいしたことがないと思っていたけれど、後から意外と評価してもらえていたことを知った」
といった経験も珍しいものではありません。
しかし、「これまでの人生で、自分が活躍した場は一度もなかったです」とキッパリ言い切られる方もいらっしゃいます。
そもそも、「活躍した」=「評価された」という図式は、必ずしも「正解」ではありません。
本人が周囲の評価に気が付かなかった、というケースもあれば、偶然能力の突出した集団にいて、自分が一般的なレベルと比べれば十分評価対象だったのに、というケースもあるでしょう。
どういう状況が、自分にとっての「活躍できる仕事」という定義が、そもそも一般的ではないのかもしれません。(入社1年目で経営陣に抜擢!のような)
まずは、自分のイメージする「活躍」とはどういう状態なのかをしっかり言葉で伝えられるところから準備し、あらためてその状態には実現可能性があるか、検討することをおすすめします。
■一時の評価で長い職業人生のすべてが決まるわけではありません!
「新入社員で入った会社では、なにひとつ評価されなかった。社会人失格かもしれない…」
「やる気もあったはずなのに、いちども仕事が楽しいと思えたことがない」
「転職しても同じように活躍できないまま終わったらどうしよう…」
こんな不安をお持ちでも、その状態は一生続くわけではありません。
逆に、どんなに順風満帆に見える人でも、「辛かった時期」「何をやってもうまくいかないと感じていた時期があるものです。
大切なことは、今のあなたのように「自分が活躍できる場所」を見つけたい、活躍できるように成長したいという気持ちで行動することだけです。
今の自分では表現できていない「自分の能力や性格」に合った職場が必ずあります。
特に営業職では、商材や顧客ターゲットによって、必要とされる能力やスキルがまったく異なります。「自分のタイプにはどんな分野の営業職が向いているのか?」という点について客観的な意見が欲しい、自分と似た経歴の持ち主が、どんな仕事に転職して成功しているか実例を聞きたい、というご要望がありましたら、気軽にお問い合わせください!