パッと見たときに第一印象を決める履歴書の写真。たかが写真とはいっても、あなたの第一印象を決めるものであることに変わりはありません。「写真を変えれば書類選考の通過率が引き上がる?」と疑問に感じている人のために、履歴書の写真が与える印象や見られるポイントについてご紹介していきます。
志望企業の書類選考を通過できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の写真で見られるポイントとは?
履歴書の写真で見られるポイントとしては、印象と見た目の2点です。その中でもさらに細分化しているため、それぞれのパーツについてどのような印象を左右するのか、ご説明します。
印象
まず見られるポイントがざっくりとした印象です。この印象を2つにわけると、清潔感と表情が挙げられます。
清潔感
清潔感は髪型や服装、肌や振る舞いから現れています。顧客と接した時に嫌がられるようなことはないか、誰もが好印象を持ってくれるような風貌かどうかは特に接客などがある職業の場合、重要です。最低限クリアしたい項目といえるでしょう。
表情
大きく印象を変える可能性が高いのが、表情です。目を2mm細める、口角を5mm上げるなどで表情は大きく変わります。いくら清潔感のある服装をしていても、暗い表情をしていては台無しになってしまいます。どの表情が好印象を与える表情かは鏡で練習することが大切です。
見た目
次に見た目部分で何がどう印象を左右するかご説明します。
服装
まず服装から、パリッとクリーニングされたスーツを着ているか、襟元は汚れていないか、男性ならばネクタイが歪んでいないか、スーツにホコリなどがついていないかなどが見られています。スーツの仕立てによっても、ある程度印象は変わります。営業の場合商材によっては高級感のあるスーツを着ているかどうかも重要なポイントとなることを覚えておきましょう。特に金融系は注意が必要です。
髪型
髪型は、男性女性ともに清潔感を左右するため非常に重要です。特に女性の場合は前髪がバラバラと乱れないようにスタイリングしておきましょう。長い髪の毛の場合は結っておいて乱れが目立たないようにしてください。
男性の場合はおでこを出し、襟足やサイドの髪は散髪してスッキリした状態にしておいてください。
眉
男性も女性も、眉は意思の強さやハツラツとした元気な印象を与えるのにとても重要なパーツです。男性もある程度整えておくと顔の輪郭がはっきりし、明るい表情に見えます。女性は眉山に角度をつけすぎず、なだらかに。ナチュラルな太さを持った眉にメイクしましょう。明るさは髪色よりも少々明るいくらいのアイブローを使って、メイクが重たい印象にならないようにしてみてください。
口元
秋冬などに転職活動を行う場合、特に男性は口元がカサカサになっているケースもあります。ひげそりで乾燥して粉をふいていると清潔感も損なわれますから、唇も口元周りもしっかり保湿をしておきましょう。保湿をすると血色も良くなりますので、好印象な顔になります。
女性の場合は流行りなどは無視して、肌なじみの良いレッドやピンク、オレンジなどのカラーを選んでメイクしましょう。グロスは不自然に反射してしまうので、自然な艶の出る口紅がおすすめです。
書類選考通過率を引き上げる、好印象顔を作るポイント
それ以外に好印象顔を作るポイントとして、下記の2点があります。
写真館やスタジオでの撮影を行う
写真であなたの良さを引き出してくれるような、写真スタジオを選んで撮影を行いましょう。どうしても証明写真の場合はライティングの関係で、同じ表情をしても暗く見えてしまいがちです。特に営業職の場合は顧客に与える印象が写真の印象とイコールになってしまうため、明るく見える環境で撮影を行ってください。
写真館やスタジオであれば、少々の修正や何枚も撮った中で一番良いものを選べるため、自分の書類にも自信が持てるようになるでしょう。写真の出来栄えを確認しながら撮影すれば、その自信が表情にも現れるようになります。
男性もメイクをする
できれば男性も少々メイクをしてもらうとさらに表情が明るく、活気のある雰囲気になります。どうしてもクマが取れない、唇の血色が悪い、眉が薄いなどの問題はメイクで解決できます。ぜひチャレンジして、好印象の写真を作ってみてください。
面接よりも履歴書の写真が重要な理由
面接で会うのは2~3回程度。しかし、初めてあなたの顔を見たのも、応募者の中から思い返して誰を選考に上げるかという時に見るのも履歴書の写真です。面接の印象よりも、履歴書に貼っている写真の方が見る機会が多いため、写真の印象が強くなるのは当たり前。
その写真が暗かったら、それがあなたの印象となってしまい、面接で与えた印象が吹き飛んでしまう可能性もあるのです。そのくらいインパクトと影響力がある履歴書の写真は、お金と時間をかけても重視すべきポイントといえるでしょう。
まとめ
第一印象から好印象にしてくれる力のある、履歴書の写真。それだけで書類選考を通過できるわけではありませんが、とても重要な要素の1つだといえるでしょう。また、第一印象は半年続くともいわれているため、第一印象を良いものに変えれば、その効果は大きいものとなるでしょう。
写真で面接までの好印象を作り、幸先の良いスタートを切ってみてはいかがでしょうか。