給料と休日日数アップ、両方叶えられる仕事がしたいけれど、その条件で未経験でも応募が可能な職種は営業職が多い。今まで流通業界で接客しかしたことがないのに、本当に営業職の仕事ができるのだろうか…?

そんな心配のために、営業職への応募を不安に感じる方はたくさんいらっしゃいます。

「実際のところ、面接官は未経験者の何を評価するのだろう?」そんな疑問を解決するためのヒントになる、「経験不問」で営業職を募集している企業のホンネと、営業職にチャレンジするときに求められるマインドについて解説します!


■なぜ営業職は「経験不問」が多いのか?


「職務経歴書では、これまでの実績や経験をPRするのだから、同じ営業経験がある人の方が有利なのでは?」転職活動にそんなイメージをお持ちではありませんか?

もちろん、一部の求人では特定の知識や経験を求める営業職もあります。しかしそれは「営業のスキルやノウハウ」についての経験という意味とは限りません。

営業職に必要な能力や資質は、実は業界や商材、セールス手法によっても千差万別。そのため、同じ「営業職」の経験があったとしても、必ずしもそれが有利に作用するとは限らないのです。

例えば、この2つの「営業職」に求められる能力・スキルは全く異なります。

・入念なマーケティングを行い、商談に向けてチームでプレゼンテーションを行うチームリーダー的な存在が営業職。年に一度、数億円の契約をまとめる仕事。

・サービスお申し込みのお電話・メール対応を行い、契約後の手続きなどのサポートをするのが営業職。同じお客様とコミュニケーションをとることはほとんどなく、正確・スムーズに対応できるかが評価の大切なポイント。

 これだけ仕事内容が異なれば、同じ人が両方の求人から2つとも内定が出る、という可能性はぐっと低くなります。「営業職」という職種を経験したかどうかだけでは、企業も自社にふさわしい方かの判断ができないのです。


■さまざまなパターンがある「営業経験不問の理由」


さらに、「営業経験不問の理由」も、会社によって様々です。
会社によっては「むしろ、未経験者の方に応募していただきたい!」というオファーも珍しくありません。「未経験者の営業を採用する理由」にはどのようなケースがあるか、確認しましょう。


 
「商品や業界知識は、一切必要ありません。むしろ、まったく新しいサービスなので、まっさらな方が欲しいです」

毎年どころかシーズンごとに新商品が出る会社、サービスや商品のターゲットになるお客様の層が広い会社など、「広い層のお客様に、比較的少ないセールス機会だけで商品をお届けする」企業の場合、特定の知識や経験は求められないケースが多くなります。
それよりも、「初めまして」の方とパッとコミュニケーションがとれる能力や、毎日新しい人に会えることが楽しい!という性格の方が重視されるパターンもあるでしょう。
また、「新人なので、いろいろ教えてください!」という素直な方のほうが好まれます、ということも。
 



「〇〇業界の経験があれば、クライアントについて理解が深いので同業からの転職者より活躍してくれます」


このケースは先ほどと違い、職種よりも「業界経験」が優先されるケースです。
例えば「厨房機器のセールス担当」なら、「飲食業界の経験があり、飲食業界の知人がたくさんいます!」という方はとても魅力的ですよね。

 


「お客様はさまざま。だから営業もいろいろな人が欲しい」


営業というと、「話が上手」「コミュニケーション力が高い」といった特徴がないとできない仕事というイメージを持たれている方も多いのですが、「トップセールスマン」と言われる人たちでも、営業のステレオタイプばかりではありません。
商品やサービスによっては、「明るく元気に」ご案内すること自体がNGとなるものもあります。
特に高額なサービスや、長い時間をかけて比較検討することが必要な商品であれば、「営業担当との相性」を重視して購入を決定するお客様も増えることになりますが、どんなお客様でも相性のいい人・悪い人は存在します。
「できるだけいろいろなタイプの営業が必要だ」という会社もあるのです。


 

「特定の知識や技術を持つ方を、営業として迎えたい」

 

特定の職種から、営業に「転身」する方を迎えたいというケースもあります。
部品メーカーや機械メーカーの営業で、クライアントの要望に応えてオーダーメイド製品を作るような「技術営業」や、SEの知識が必要なコンサルタント営業などでよくあるケースです。
直接技術力や知識を活用するパターンでなくても、「看護師さん向けの人材ビジネス」を立ち上げる会社が、「看護師さんの気持ちがわかる元看護士の担当がいます」とPRできるのも大きなメリットになります。

 

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さまざまな営業職で求められる「共通したマインド」とは?

「営業経験不問」という募集にはさまざまな理由があります。
求人によっては、職種経験だけでなく「社会人経験」も問わない募集を見つけることもできるでしょう。
しかし、「応募すれば誰にでも内定を出す」というわけではありません。
営業職の求人で求められる「共通点」があるとすれば、それは経験やスキルではなく「マインド」に関することです。
営業と他の職種で最も大きく違うのは、「結果がわかりやすく目に見える」という点です。「結果を見せなければならない」と言い換えても良いでしょう。

「この仕事に取り組むことで、自分の能力を伸ばし、それをお客様に還元したい!」
「自分の努力や出した成果をしっかり評価してもらいたい!」
「昨年の自分よりも、今年の自分のほうが成長していると実感したい」
「お客様の役に立っている、社会の役に立っていることを納得して仕事がしたい」
「メンバー同士、切磋琢磨しながら競争するライバルがいると成長が早いと思う」

こんな気持をもってお仕事に取り組めるかどうかが、ほとんどの営業職で求められるマインドです。
そのうえで、今まで学んできたこと、経験したことがあると「さらに役に立つ」と評価してもらえる会社の営業職を探すと、より早くその会社での戦力になることができます。 



営業職にチャレンジしたい気持ちはある!けれど…


「いろいろな営業職があるのは理解したけれど、転職サイトで「営業職」を検索すると表示される件数が多すぎて、このなかでどんな会社を選べば自分の経験を活かせるかわからない…」
「自分は営業職にチャレンジしたいと思っているけれど、両親から『営業なんて大変な仕事、あなたには向いていないわ』と言われてしまい、実際にどんな会社の営業なら転職できるか自分でも想像がつかなくて困る」
 
いつでも多数の募集がある営業職採用情報の中から、自分にピッタリの求人を見つけ出すのは大変です。仕事に対する知識が少ない「未経験転職」であれば、さらに時間がかかってしまうかもしれません。

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