みなさんは転職に関して、家族がどのように思っているかをご存知でしょうか?より良い仕事ができることを応援してくれていたとしても、家族にも家族の想いや譲れないポイントをもっています。自分だけではなく、家族にとっても良い転職になるように、しっかりと話し合っていけるかが重要になります。

転職先を決定するにあたり、家族の意見はとても重要になります。自分としては入社したい会社であったとしても、家族の反対(通称「嫁ブロック」)がある場合は、なかなか決めることができません。「嫁ブロック」の実際の例を伝えるとともに、回避する方法をご紹介します。

 

■よくある「嫁ブロック」例5つとその回避方法

会社を選ぶ基準は十人十色であるため、その数に応じて嫁ブロックのパターンもあります。さまざまな嫁ブロックの中でも、特によくある5つの例をご紹介します。

<よくある「嫁ブロック」例①:年収が下がるからNG

家族にとって生活できるかどうかは特に重要です。現在の生活水準を落としてまで転職する場合は、しっかりと納得してもらえるまで説明する必要があります。年収が下がってしまうと、自分が自由に使えるお金が減るだけではなく、当たり前ですが家族が使えるお金も減ります。生活費を切り詰める必要があるため、より苦労をかけることにつながってしまいます。

年収も大事ですが、毎月の生活に影響するため、月給もとても大切です。賞与を貯金して計画的に毎月使っていければいいですが、なかなかそう上手くできないこともあると思いますので、同じくらい年収が下がる場合、「賞与が低く月給が高い会社」よりも「賞与が高く月給が低い会社」の方が嫁ブロックになりやすいです。

社宅制度がある場合は、理論年収に含まれないため、一見年収が下がっていたとしても、実質年収アップになることもあります。例えば、家賃10万円の家に住んでおり、「現職が年収500万円・月給30万円・住宅手当なし」と「転職先が年収450万円・月給27万円・社宅制度(個人2割負担)」の場合、一見すると年収も月給も下がっていますが、社宅制度で8万円分を会社が負担してくれますので、実質月給278万円=35万円・年収45096万円=546万円となり、年収アップにつながります。

<回避方法>

年収面による嫁ブロックの回避方法は、まずは家賃など毎月必ず必要な金額と食費などの生活費がいくらかかるのかを把握し、最低限どれくらいの年収・月給が必要かを話し合いましょう。合わせて希望の金額がどれくらいなのかも把握しておくと良いでしょう。最低限必要な金額を下回っている場合、嫁ブロックを回避することはとても難しいですが、希望に届かない場合は、自分のやりたい仕事である点や家族にとっての他のメリットを伝えることで回避できる可能性があります。

 

<よくある「嫁ブロック」例②:生活環境が変わるからNG

住み慣れている環境を変えることに抵抗を感じる人は多いのではないでしょうか。今住んでいるところに愛着をもっており、住みやすいと感じているのであれば尚更です。

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<回避方法>

今の生活で良いなと思っている点がどこなのかを把握しましょう。もしかすると新しい土地でも同様の環境があるかもしれません。イメージができないとなかなか懸念は払しょくされないため、実際に転職した後住むであろう地域などを見に行くと良いでしょう。「雰囲気はどんな感じなのか」「飲食店やスーパー・コンビニなどはどれくらいあるのか」「どんな病院や公園があるのか」「利便性はあるのか」など、生活する上で気になる点はいろいろありますので、実際に見に行くことをオススメします。場合によっては、地元の不動産屋に行って部屋探しをするとともに、街についていろいろ聞いてみるのも良いでしょう。

 

<よくある「嫁ブロック」例③:出張が多いからNG

子供が小さいときは夫婦協力しないといけないことも多く、出張で家にいない日々が続くことに懸念をしめすことがあります。寂しいという理由もあるかもしれません。

<回避方法>

「出張頻度がどれくらいなのか」「1回の出張期間がどれくらいなのか」を転職先の企業に確認しましょう。合わせて、入社後すぐに出張が発生するのか、入社後12年くらいいろいろと学び、それ以降で出張が発生するのかなど、出張が発生するタイミングがいつなのかも確認しましょう。その情報をもって、家族としっかり話し合い、より具体的にどれくらいまでなら出張をOKしてもらえるのかを確認しましょう。

 

<よくある「嫁ブロック」例④:転勤があるからNG

転勤を快く受け入れる人は少ないのではないでしょうか。転勤の頻度が高ければ尚更嫌だなと思うのではないでしょうか。生活環境が変わることも不安ですし、人脈を作ったり、その土地に慣れるために大変なことが多いです。また、子供のことを考えると特に嫌がる人は多いです。

<回避方法>

まずは、転職先の企業に大体の転勤頻度と可能性のある転勤先を確認しましょう。「転勤頻度は人により異なる」と言われることがありますが、そんなときは「どういう状況や理由で転勤が発生するのか」を確認すると良いでしょう。その情報を元に、家族と相談し決めてみてください。

 

<よくある「嫁ブロック」例⑤:安定性/将来性がよくわからないからNG

せっかく転職した会社が倒産してしまうと、また転職活動をしないといけないだけではなく、生活が大変になるため、より安定した企業への就職を望む人は多いです。

<回避方法>

入社してみないとわからないことが多いですが、直近数年の収益やビジネスモデルを理解することが大切です。将来どうなるかが本当にわからない企業の場合は、それでもチャレンジしたい旨をしっかりと伝えることで許してもらうと良いです。また、家族が単純に「知らないだけ/わからないだけ」の場合は、安定性・将来性がある根拠となる情報をできる限り回収して、家族に伝えることで納得してもらいましょう。チャレンジしたい気持ちが強くても、家族のことを考えると自分のやりがいなどよりも家族を優先させて安定した会社に入ることを選択する人も少なくありません。

 

「嫁ブロック」を回避する他の方法として、「自身にとっての転職軸と家族にとっての転職軸の優先順位をはっきりしておくこと」もとても大切です。転職活動を進める中で、自分の転職軸はより明確にしていきますが、家族にとっての優先すべき内容も話し合っておくことも重要です。家族にとって譲れるポイントと譲れないポイントを把握することで、転職先を決めてからの嫁ブロックを避けることができます。

 

■まとめ

転職における「嫁ブロック」のよくある例とその回避方法を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。現在進行形で嫁ブロックにあっている人もいれば、これから起こりそうだなと感じている人もいるのではないでしょうか。まだ起きていない場合は、事前に把握し、相談しているかが重要になりますので、すぐに相談してみることをオススメします。現在進行形の人は、お互いの想いを話し合った上で、妥協点を探してみてください。正解がないため、数年後後悔しない選択ができるように話し合っていくと良いでしょう。