結婚・出産・育児という大きなライフイベントの前後には、予想もしなかったようなトラブルが起こる可能性が高いもの。幸せなことの裏に潜んでいるトラブルを事前に知って想定しておけば、後手に回ることなくキャリアを描くことができます。

自分だけでなく、パートナー、子どもの生活にも影響するトラブルを知っておき、回避できる道筋を描くためのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、転ばぬ先の杖としましょう。

 

キャリアの中で重要なライフイベント

キャリアを描く上で大きな不確定要素となるのが、結婚・出産・育児などのライフイベントです。特に女性の場合は男性が代われない身体的なストップがかかってしまうため、キャリアを大きく変える可能性もあります。

ライフイベントはキャリアだけでなく、家庭内でとても重要になってくる収入、個人の自己実現などにも影響してきますので、どういう状況が想定されるかは事前に話し合っておくべきです。

特に育児中は時短勤務になる・正社員から働き方を派遣やパートに変更することも想定されます。そうすると家庭全体の収入が減る可能性も高まるでしょう。また、正社員として働き続ける場合は家事分担の度合い、家庭との両立が非常に難しくなる場合もあります。

これらの状況に応じて、パートナーへのサポートや自分自身のキャリア形成も変わってくるでしょう。

 

結婚によって想定されるトラブル

ライフイベントの結婚で想定されるトラブルについて考えていきます。結婚だけの場合はそこまで大きなトラブルはありませんが、下記のような問題が起こる可能性はあります。

転勤

夫が海外転勤になったけれど、自分の勤務地は東京。またその逆も考えられるでしょう。仕事を辞めてついていくか、別居かなどの問題が生じる場合もあります。国内でも新しく仕事を探す、会社内で異動に応じてくれる場合も、これまでの仕事を手放すことに変わりはありません。

収入

結婚してからの住居購入や子育て・教育資金、親の介護など、独身のときとは発生する問題の多さが違います。「どのレベルで何をするか」を判断し、それによって転職の計画を立てることが必要になるでしょう。

転職

結婚してからの女性は育児休暇を取る可能性が高いと思われてしまうため、書類で落とされる可能性も高いといえます。また、転職してから育児休暇がもらえるまでには「同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること」と決まっていますので、転職してからも時間がかかることは想定しておきましょう。

出典:厚生労働省ホームページ「育児休業や介護休業をすることができる期間雇用者について(PDF)」

出産・育児によって想定されるトラブルとは?

次に出産・育児によって想定されるトラブルをご紹介します。出産や育児によって、これまでの働き方がお互いにできなくなる可能性が非常に高いです。そのため、想定しきれなかったトラブルが起こる可能性もあります。

職場復帰

職場復帰は権利として守られていますが、育児休暇中に会社組織が変わっているかもしれませんし、同じ仕事ができるとは限りません。また、出産をきっかけに時短勤務をするのであれば、同じような働き方ができなくなることは想定しておくべきです。

一度退職すると同条件での復職(転職)が困難

職場に復帰しないと判断した場合、退職してしまうと働ける時間などの問題で同条件の復職(転職)は困難となります。内閣府が出している女性の労働力率の形状がM字カーブであることは、報道されている通りです。

M字カーブとは出産などを迎える年代の女性が出産を期に退職してしまい、子育てが落ち着く年代になって働き始める現象を表したグラフがM字型であることを指しています。

以前に比べて最近はM字のくぼみが浅くなってきていますが、キャリアに納得しているかどうかはまた別の問題です。時短勤務、子ども手当などの福利厚生や収入面で魅力があるため退職せずに働く人もいるでしょう。

このように育児・家庭と仕事の両立でパートナーとうまくいかないなどのトラブルが起こる可能性もあります。

出典:内閣府男女共同参画局 「男女共同参画白書 平成25年版 第2節 女性の労働力率 の形状の背景」
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ライフイベントで起こるトラブルの解決策

これらのライフイベントで起こるトラブルについては、下記のような解決方法があります。

20代は復帰しやすい環境を整備

30代になる前に自分が結婚や出産を考えているのであれば、福利厚生が手厚く自分のやりがいも満たせるような職場に転職することを検討しておきましょう。

30代は転職もしくは起業、複業準備

30代になってからの場合は転職が可能であれば実現すること、そしてリモートワークが可能な仕事への異動や起業・複業などで実現したい働き方を可能にできるようなアクションを取りましょう。

役職者になってから育休取得

または年代問わず役職者になってから、育児休暇を取得するという道もあります。マネジメントをするようになると、自分が実働するよりも監督する形になるため、比較的自由な時間の使い方ができる可能性が広がります。

もちろん結婚・出産のタイミングによりますが、どう転んでも自分が描いたキャリアを実現できるように準備をしておくことをおすすめします。

 

まとめ

結婚、出産、育児といったライフイベントは、パートナーそして子ども、自分の親が関わる一大事。支えがあってはじめて運用可能な、「システム」のようなものと捉えておきましょう。これらのライフイベントは迎えてから準備するのでは、遅すぎる場合も多いです。

自分やパートナーがキャリアを諦めず、仕事も家庭も子育ても充実して過ごせるような生活ができるように、今から準備を始めてみてください。