転職面接に臨むとき、練習をしておいた方がいいということはわかっていても、「実際の面接で役に立つ練習が何かわからない」という人も多いでしょう。選考の中でも難易度の高い面接は、事前準備の良し悪しが合否をわけることになります。

自分の実力を発揮できるよう、今回ご紹介する効果的な面接の練習方法をぜひ役立ててみてください。

 

■転職面接における練習の重要性

 

転職面接で練習が重要だと冒頭で申し上げましたが、なぜ練習が重要になるのでしょうか。まずはその理由を理解するところから始めていきましょう。

 

・自分自身を安心させられる

1つ目は自分自身を安心させられるということ。面接はどうしても「自分をよく見せたい」「受かりたい」「早く内定が欲しい」などの思いがあるため、緊張してしまうことが多いです。練習をしておけば、「あれだけ練習したのだから」という思いをもって安心して面接に臨むことができます。自分自身が安心できる環境を整えられれば、あなたの実力を存分に発揮することができるでしょう。

 

・具体的な成功イメージが抱ける

営業の方がよく行う商談ロープレ(ロールプレイング)などもそうですが、本番の前に練習しておくことで、失敗したときのリカバリー方法も事前に学ぶことができます。また、具体的なシミュレーション場面を体験することで、想定外の事態を本番前に予測することも可能です。

さらに練習によって失敗してしまいかねないハードルを把握・準備できるため、自分が「手応えのある面接ができる」という具体的なイメージをもつこともできます。

 

・企業に応じた長所を準備できる

メンタル的なメリットだけでなく、面接の練習には物理的なメリットもあります。実際に面接の練習でシミュレーションをした場合、企業にアピールするときに一般的な長所ではなく、その企業に応じた長所を準備する必要に気がつくでしょう。

複数の企業面接の練習をしていれば、「他の企業に対しても同じ長所でいいのだろうか?」と、なおさら気がつきやすくなるはず。人が1人ずつ特徴を持っているように、企業もそれぞれ違う特徴を持ち、求めている人材も異なります。同じ長所をアピールするだけでは、不十分なのです。

そう気がつけば、「この企業に対してはこの長所を伝えた方がいいかもしれない」などと検討するようになるため、企業にフィットしたアピールを準備することができるでしょう。

 

 

■面接練習をしないで臨んだ場合

 

これだけ重要性の高い面接の練習をしないで臨んだ場合、どういった事態が予測されるのかをご紹介します。

 

・準備不足による過度の緊張

まずは準備不足で「何を聞かれるのだろう」「うまくやれるだろうか」と心配になり、過度に緊張してしまうことが予想されます。過度に緊張すると、「思考がうまく回らなくなる」「伝えようとしていたことを忘れてしまう」などの可能性が高まります。練習不足で実力が発揮できなくならないよう、練習量が必要になるのです。

 

・質問意図が図れず回答ができなくなる

練習ができていない場合「大丈夫だろうか」という不安にかられ、相手とのコミュニケーションに集中できない可能性が高いです。そうすると、質問を聞き逃す、質問の意図が理解できずに十分な回答ができなくなることもあるでしょう。ミスコミュニケーションを引き起こさないよう、環境を整えておくことも重要です。

 

・面接結果が不合格になる

練習不足によって上記のようなコミュニケーションが十分にとれないと、コミュニケーションが取りづらい候補者だと企業側から感じられてしまいます。質問の意図が図れない・過度の緊張によってストレス耐性がなさそうに見える・コミュニケーションに難があると思われた場合、実績が素晴らしくても不合格になる可能性が高いでしょう。

「百聞は一見にしかず」という言葉の通り、書類などよりも会った面接のときの印象の方が強いものです。つまり、事前に知っている良い情報があったとしても面接で失敗した印象で上書きされてしまうということ。会ったときに良い印象を与えられるよう、しっかり練習して臨むのが良い結果を生むコツといえます。

 

 

■効果的に面接練習を行うには?

 

次に、効果的に面接練習を行うための方法をご紹介します。もちろんこの時点で自己分析や業界・企業研究などをしっかり済ませておくのは大前提ですので、もしできていない場合はそこから取り掛かってください。

 

・想定質問と回答の準備

まずは想定質問と回答の準備を行いましょう。想定質問の中でも頻出するのが、退職理由・志望動機・自己PR・自己紹介・他社選考状況・長所/短所などです。その他にも前職で得た経験・キャリアプラン・この業界を選んだ理由・大学時代から道を決断してきた理由などを振り返って聞かれることもあります。これらも含めて準備をしておきましょう。

転職の場合は中でも転職理由と志望動機を深く掘り下げて質問されますので、「なぜ?」と何回聞かれたとしても答えられるくらいの回答準備を行っておきましょう。矛盾が出てくるとそこを突っ込んで質問されますので、どの回答とも整合性が取れる内容かどうかを練習で確認しておくのがおすすめです。

 

・実際に声に出して練習し、チューニングする

練習のときは回答が書かれた紙などを見て回答できますが、実際の面接ではその紙を見ることができません。一言一句覚える必要はありませんが、しっかり自分の中に落とし込めるよう、要点を掴むようにしてください。紙を見ずに声に出して練習し、内容をチューニングしていきましょう。

また、チューニングのときには言っている内容が重複していないか・回りくどい説明になっていないかなどに気を配り、論理的でりかいしやすい回答を準備しておくことが重要です。

 

・友人、家族に面接官役をお願いする

1人で声に出して説得力がある説明ができるようになったら、次は友人や家族などに面接官役をお願いしてみてください。想定質問を用意しておき、それをランダムに質問してもらいます。必要な箇所では「それはなぜですか?」「そのときに心がけたことはありますか?」「それを受けて周囲からなんと言われましたか?」などもう1つ踏み込んだ質問をしてもらい、スムーズに答えられるまで準備を行うことが重要です。つまずいてしまった箇所は次の練習でうまくできるように、メモしておきましょう。

 

・転職エージェントを活用する

友人、家族などに頼めない場合や、他の視点が欲しいという場合は転職エージェントを活用するのもおすすめです。転職エージェントであれば、転職エージェントしか持っていないような情報を確保していますから、「もっとこの長所を強調する自己PRに変えた方がいい」など具体的で踏み込んだアドバイスをくれるはずです。

自分自身でチューニングするよりも魅力的な内容に調整できますので、可能な方はぜひ活用して効果的な練習をしてみてください。

 

・カメラ撮影

友人・家族・転職エージェントすべてが難しい場合や、自分が面接でどう見えるのか実際に見てみたい場合はカメラで動画を撮影し、客観的に自分を見てみるのもおすすめです。他者から見た視点で、表情や話のわかりやすさがどれだけ魅力的に見えるかがわかります。客観的に判断した上でチューニングすれば、今までになかった視点を盛り込んで修正できるため、より良い練習となるでしょう。このように従来の方法でできない場合も工夫することで、客観的な意見を盛り込んで練習できるようになります。ぜひ試してみてください。

 

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■面接練習をする上での注意点

 

最後に、面接練習をする上での注意点を4つご紹介します。

 

・結論をまず一言目に伝える

まずは結論を伝えることが重要です。質問に対して一言目で必ず答えを伝えてください。その後に理由を話すようにすると、相手も「だから~なのか」と納得しやすいです。最初に結論をもらえないと、途中で集中が切れる場合もありますので、必ず結論から伝えてください。

 

・長々と話さない

結論から話すことにも似ていますが、説明が長くなるのもNGです。短い文章で結論を言い、その理由、そのエピソードの要約、もう一度結論という順番で話すようにしましょう。この順番を覚えておけばあまり文章が長くならず、結論がわからずに相手がやきもきすることもありません。

 

・アイコンタクトを取りながら話す

これは相手がいる練習でぜひ心がけながらやってほしいことです。同じ内容を話していてもしっかりアイコンタクトを取って話しているかどうかで随分印象が異なります。ずっと目を見るのではなく、要点の部分で目を合わせるようにして相手の反応を見ながら話すようにしてください。

アイコンタクトを取っていれば好印象を与えられますし、相手の表情で早めに切り上げる、あるいは追加した方が良い情報を伝えるなどの情報を読み取ることも可能です。

 

・自然な笑顔で話せるように準備

最初は緊張してしまっても仕方ないですが、話していくうちに緊張がほぐれ、自然な笑顔で話せるよう練習しておきましょう。どうしても緊張してしまう人も「これだけ練習したから大丈夫」と思えるまで練習すれば、実力を必ず発揮できるはずです。

練習をこなせばこなすほど面接にも慣れてきます。自分が自信を持てるようになるまで、これらの注意点に気を配りながら準備を行ってみてください。

 

■まとめ

転職面接で重要になってくる、効果的な面接の練習方法についてご紹介しました。面接は実践の場もある意味練習となりますので、他企業の面接での失敗を次の面接に活かすように意識してみてください。練習によって想定外のことをすべて想定内にできるように、十分な練習を行い準備万端の状態で面接に挑んでみてください。

ご紹介した練習方法で準備を行えば、自信をもって面接に臨めるはずです。ぜひ参考にしてあなたの志望先企業の内定を勝ち取りましょう。