どうしても面接は緊張してしまうものです。1次面接も最終面接も3人程度の面接官が参加することが多いです。悩んでいたり、より慎重になっている場合は、面接官が多くなる傾向があり、一方で決裁権を1人が持ち、評価が高い場合は面接官の数が少なくなる傾向にあります。

 

■そもそも面接官って何人くらいなの?

転職面接の面接官の人数は、企業によって大きく異なります。1人の時もあれば5人くらいのときもあります。選考フェーズや評価の高さによっても変わるため、一概に〇名!と言うことはできませんが、1番多いパターンは23名くらいになります。1次面接は募集部門の部長・課長・人事担当が多く、最終面接は社長・役員・人事部長などが多いです。ただ、近年の採用難によって各社、どうしたら採用ができるのかと考え続けており、その1つとして一発面接を導入しているところも増えてきました。最終面接官(社長や役員など)の予定が当日たまたま空いていたことにより、急遽1次面接から社長や役員が出てくることもあります。予定と違っても慌てないようにしましょう。

 

■面接官が多いときってどんなとき?

面接官の人数によって合格率が変わるものではありません。面接官が多いときの理由をいくつか紹介します。

<面接官が多い理由①:決裁者が不明確>

決裁者が明確で、1人の人がOKすれば採用になるような場合は、面接官が少なくなる傾向にありますが、

決裁者が複数名おり、全員の合意の元で決定する場合は面接官が多くなります。社長だからといって、単独で決裁権を持っているとは限りません。社長がOKした後で、役員会での承認が必要な会社もあります。

 

<面接官が多い理由②:合否を悩む>

1次面接より最終面接で起きやすいパターンになりますが、1次面接官の評価が即決できるレベルではなく、合否を悩むくらいの人の場合は、最終面接で多くの観点で判断できるように、通常よりも多い面接官が参加することがあります。マネジメントや幹部ポジションでの採用の場合、メンバークラスの採用よりも1名のインパクトが違うため、あらゆる観点で判断しようとするため、面接官が多くなる傾向があります。

 

<面接官が多い理由③:ストレス耐性のチェック>

面接ってだけで、慣れておらず緊張することが多いですが、面接官が多いとなると尚更緊張してしまいます。普段よりもストレスを感じる場となるため、ストレス耐性がどれくらいあるのか、緊張した普段とは異なる状況の中でもどれくらいのパフォーマンスを発揮することができるかを確認しています。

 

■注意するポイント

①面接官全員に好印象を与えられるように配慮する

見ているポイントは面接官によって異なりますが、全員共通して見ているポイントが2つありますので、必ず抑えましょう。

1、社会人としてのマナー

言わずもがなですが、社会人としての当たり前のマナーはしっかりやりましょう。社会人マナーによる不採用の例をいくつかご紹介します。

・遅刻した。事前に連絡しなかった。

・挨拶をしなかった。

・身だしなみが整っていなかった。

・帰り際に一礼がなかった。

上記のようなことがあると、どんなに話す内容や身につけたスキルが良かったとしても、不採用になる可能性が高いので、必ず気をつけましょう。

2、明るさ・元気の良さ

 同じ内容を話したとしても、話し方によって受け取り方は大きく異なります。うるさいと思われるくらいの元気の良さは不要ですが、「明るく、ハキハキしている」と好印象をもたれるように普段よりも意識して振舞いましょう。また、複数名の面接がいるときに、特定の1人または2人くらいに目線を集めてしまうときがありますが、必ず全員それぞれに目線を合わせるようにしましょう。

 

②決裁権を持つ人を判断し、特にその人に向けてアピールする

面接官が多いと誰に話せばいいかわからなくなることがあります。基本的に全員に向かって顔をそれぞれ見ながら順に話していく方が良いですが、その中でも決裁権をもつ(一番偉い)人に特にアピールすることをオススメします。どの人が決裁権もつのかを判断する材料としては、役職・肩書・席順などになります。席順についてですが、一番奥が一番偉い人、真ん中が面接をメインで進める人、一番手前(ドアに近い)の人が人事担当者の可能性が高いです。

メインで質問する人や観察し合否の判断をする人など、役割分担していることも多くありますので、質問者ばかりに答えるのではなく観察者にもしっかりと伝えましょう。役職的に下の人が質問者になっている可能性が高いです。

 

③ビビらない

面接官が複数名いると、どうしても緊張してしまいますが、極度に緊張してしまうと話そうと思っていたことを上手く話すことができなくなってしまいます。面接に慣れることは難しいですが、事前準備をしっかりし、できる限りビビらないようしましょう。ビビビッてしまい上手く話せないときは、面接中でも構いませんので、深呼吸したり、少し間を開けて落ち着くようにしましょう。「とても緊張しています」と堂々と伝えることも一つの手になります。


■まとめ

面接官が複数いる場合の理由や注意点を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。1次面接や最終面接などのフェーズ、面接官の人数、面接官の性格やタイプによって、見られるポイントは異なります。全ての面接官の見ているポイントを網羅することはとても難しいことですので、面接官全員が気にするような社会人マナーや話し方は必ず意識し、決裁権をもつ人に特にアピールしましょう。事前に面接の雰囲気をイメージしたり、面接対策を行うことで、過度に緊張しなかったり、より適切に想いを伝えることができるため、事前(日程調整のとき)に面接官が何人でどのような役職の人がくるのかを確認しましょう。