地方で働くことは、良い点もそうでない点もあります。「都会の通勤が嫌だ」「もっと自然の中で落ち着いて働きたい」「もっと子育てしやすい環境がいい」と思っている人には良いですが、その分、お店や遊べる場所が​少なかったり、利便性が悪かったり、仕事が少ないため希望する転職が叶えにくいなどのデメリットも存在しています。働くという観点だけではなく、人生という大きな枠でしっかりと考え、都心部と地方のどちらがより自分​の希望する環境なのかを考えることが大切です。​

​「地元に戻りたい」「地方で働いてみたい」「異動で地方で働くことになった」など、さまざまな理由で地方で働くことになる人は多いと思います。「実際、都心部と比べてどっちがいいの?」と疑問に思う人は少なくないと思​います。結論からいうと、どちらの方がより良いかと一概に言うことはできません。都心部で働く方がよりマッチしている人もいれば、地方で働く方が良い人もいます。今回は地方で働くメリットとデメリットをそれぞれ6つずつ​ご紹介したいと思います。​

 

■地方で働くメリット6つ​

<メリット①:通勤地獄からの解放>​

地方で働くメリットの1つ目にあげるのが「通勤地獄からの解放」です。都心が嫌だ!と思う人の多くは、通勤地獄から解放されたいと考えているのではないでしょうか。交通の便は確かに良く、電車やバスの本数も地方​に比べて格段に多いですが、それ以上に人の数が多く、朝会社に行くだけで疲れてしまいます。地方の場合は、満員電車と無縁なところも少なくありません。本数が少ないため、時間通りに行動するためには計画が必​要ですが、満員電車で疲れることも、イライラすることもあまりないでしょう。​

 

<メリット②:物価や家賃の低さ>​

都心部に比べると地方は物価が安いため生活コストを抑えることができます。土地代や家賃も低いため、毎月の住宅コストも下げることができる点も地方で働く魅力点です。東京と比べて、同じ間取りでも家賃が半​額くらいで住むことができる場合もあります。また、各地方自治体が住民の数を増やすためにさまざまな施策を打ち出しています。子育て世代や移住者に、家賃補助や育児手当など多くの補助金が支給される地方も​存在しています。​

 

<メリット③:両親との距離感>​

地元が地方になる人のメリットになりますが、両親や兄弟などの近くに住むことができるためいろいろと安心です。家族との時間を作ることができる点や、なにかあったときに助けてもらえる環境が作れるため、メリットに感じる​でしょう。​

 

<メリット④:自然が多く落ち着いて働ける>​

地方に比べて都心部は時間の流れが速く感じるという人がいますが、地方は自然も多く落ち着ける雰囲気があります。仕事をすると日々ストレスを感じ、大変だな・疲れたなと感じることも多いと思いますが、自然に触れることで​心身ともにリフレッシュすることができます。良い意味でゆったり働くこともできるため、斬新な新しいアイディアが次々浮かんできたり、より仕事に集中することができます。​

 

<メリット⑤:横とのつながりがある>​

都心部に比べて人が少ないことより、同じ地域に住む人のほとんどが顔見知りということも少なくありません。コミュニティの大きさにもよりますが、隣人にあいさつをしないどころかどういう人かも知らないような都心部の​ドライな関係ではなく、近くに住む人とのつながりが濃いため、助け合ったり・一緒に遊んだりと良い関係を築くことができます。ただ、自分が知らない人からも自分のことを知られていたり、どこにいても知り合いがいるという​状況がしんどいなと感じる人もいるでしょう。良い話も悪い話もすぐに回ってしまいますので、常に気を使いながら生活することになる場合もあります。​

 

<メリット⑥:比較的転勤が少ない>​

都心よりも地方の方が人を集めることが大変なため、長い間地方で働いてくれる人がいるということは会社からするとありがたい場合が多いです。また、昨今の採用難の状況により、以前よりも個人側の意向に沿った​人事異動を行う企業が増えてきています。会社の考えにもよりますが、地方で働き続けたいと希望する人の想いをできる限り考慮しようと動く会社が多いため、比較的転勤が少なくなるでしょう。​

 

■一方で地方で働くデメリットもある​

<デメリット①:利便性が低い>​

都心部はさまざまな交通手段や交通ルートがありますが、地方ではルートも本数も多くはありません。そのため、気軽にいろんなところに行くことは難しいです。仕事をしていると時間通りにしっかり行動しないといけない​時が多いですが、人身事故や災害などによって電車が遅れたり、運航を休止することもありますが、都心部の場合は、いろいろなルートがあるためなんとか時間通りに行動することができても、地方の場合は、交通手段​が1つしかないため、その線が止まってしまった場合どうすることもできないことが多いです。例えば商談に遅れてしまうくらいならまだいいですが、家に帰れないなどより大変な状況になることもあるため、利便性が低いこと​はデメリットになります。​

 

<デメリット②:モノやコトが少ない>​

いろいろなことが都心部に集中しているため、モノやコトが少ないことは地方で働くデメリットの一つになります。何かのイベントをやるときは集客できるように都心部で開催されることが多いですし、アミューズメント施設​なども地方には少ないです。最新のお店も東京や大阪などの都心部で開かれ、地方には遅れて来るか、そもそも来ることがないことだって多々あります。​

 

<デメリット③:人が少なく人脈を広げづらい>​

仕事上、人脈はとても重要です。多くの人と出会うことで、新しいビジネスの機会ができたり、新しい価値観を与えてくれることもあります。地方は人が少ない分、そのような機会がどうしても少なくなってしまいます。​また、情報も都心部に比べると少なくなる傾向にあります。​

 

<デメリット④:大きな仕事は都心部に集中している>​

大きな仕事は都心部に集中しています。それは大手企業をはじめ、多くの会社の本社が都心部に位置しており、重要な決定を下すことができる決裁者が都心部にいるためです。都心部の方が市場が大きいため、​より多くのお金が動きますし、それだけ競合も多くなります。激しい競争社会で仕事を進めることで、学ぶ機会も多いですし、切磋琢磨できる場数は少なくありません。それに比べると地方は、そこまでの競争がないため、思い通りに仕事を進めることができる一方、自己成長できる環境は少ないです。​

 

<デメリット⑤:転職する際に選択肢が少ない>​

地方は都心部よりも市場が小さいですし、人も少ないため、仕事の数・求人数が少ないです。さまざまな理由から転職したいなと思っても、選択肢がとても少なくなってしまいます。都心部よりも自分が希望する条件​の会社を見つけることは困難でしょう。​

 

<デメリット⑥:給与水準が下がる>​

ほとんどの会社は勤務地によって基本給を変えていたり、都心手当のような手当を支給することで、給与に差を出しているため、物価や家賃が低い分、給与水準も下がってしまいます。​

 

■まとめ​

地方で働くメリットとデメリットを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?今回説明したメリットとデメリットの逆が、都心部で働くメリットとデメリットになります。それらをふまえて、都心部と地方のどちらの方が自分に​マッチしていると感じられたでしょうか?どういった働き方や人生の送り方を希望するかによって、変わってくるかと思いますので、しっかりと考えた上で、より適していると思う方を選択してみてください。​